「数字」で示すと、その価値に説得力が生まれたり、その存在が分かりやすくなったりする世の中。ときに「数字」は、人の気持ちまで強く動かすもの。
身近な例を挙げると、たとえばスキンケアの天然由来率だったり、あまり測りたくない体重であったり、何かに費やした時間だったり…。

生きている中で「数字」の存在感が本当に偉大なあまりに、それは「絶対に逆らえない」「絶対に信頼できる価値」と、思い込みすぎてはいないだろうか、とふと思いました。

もちろん、「数字」を真摯に受け止めることは、決して間違っていることではありません。だけれども、「数字が示す価値」は絶対ではない、ということも、私たちは動物的勘と人間的経験において知っています。

数字も大事だけれど、数字に表れていない真実もどこかに存在している、ということ。それは、言葉が生まれた空気の周りに、言葉以上の意味があるように。