12月に入ると毎日が風のように駆け抜けていき、誰もがそわそわと1年の終わりを感じ始めます。今年中に会っておくべき人は? 買っておかなければならなかったものは? 1年の最後の日をどんな風に迎えれば良いか、照準をそこに合わせて、とにかく何でも「今年」に詰め込んでしまいたくなりますね。そう、迫りくる大晦日までにいろんなことを終わらせないと! と。

旧暦では、カレンダーは月の満ち欠けによって決まっていました。新月の日を1日目とカウントし、15日ごろに月が満ち、徐々に細くなっていき、再び月が隠れる月の終わりを「晦日」と呼んだそうです。この「晦日」は「つごもり」と発音されて、月(つき)が籠る(こもる)、すなわち月が隠れる(新月)のことを表す言葉なのだそう。毎月訪れる「晦日」を想像してみると、1年の終わりに大慌てしなくても良いような気分になってきます。月が満ちて、また細くなっていくそんな速度で、自分のやりたいことを一つずつ確認してみてはいかがでしょうか。できるだけ遠くを目標にするのではなく、できるだけリアリティのある近くを目標地点に置いてみる。すると、なぜかスルスルとからだが動き出しませんか? いろいろなことがあった今年1年。沢山の変化に遭った今年1年。だからこそ、楽しんで、新たにやってみたいことが出てきた方もいるのではないでしょうか。

「いつか」を待たずにできること、「いつか」を楽しみに準備すること、それぞれのバランスで自分自身にチューニングしてみてください。月の満ち欠けを味方につけ、大晦日を待たずにあなたの速度で動いてくださいね。