“SGD”を語る

SGDとは、「シマリング グロー デュオ」の略称。お客様には知られていないTHREEのスタッフ用語ですが、私たちはこの用語を仕事の中でも、普段の会話の中でも、とてもよく使います。なぜならこのアイテムが大好きだから!
2009年のブランド誕生とともに登場したSGDは、今やTHREEのオーセンティック。気づけばTHREEのベースメイクを代表するロング&ベストセラーに成長していました。

ディレクターのRIE OMOTOは、SGDが生まれたきっかけをこのように語っています。

「昔、パリで駆け出しのアーティストとしてコレクションバックステージに入っていたとき、ステージに出る直前のモデルの頬をギュッとつねっていたんです。血色って一人一人違うものだから、つねって赤くするのがやっぱり一番リアルで(笑)。つねられることによって、すごくフレッシュでヘルシーになった表情を見て、血色を作るのって一つのメイクなんだな、と発見しました。
そしてもう一つ、美しい表情に欠かせないのが、肌に反射する光。私はよく『綺麗になりたいなら光と友達になろう』と言うのですが、そのためには光をキャッチするものを肌に忍ばせないといけないんです。日常生活では、常に誰かが自分にライトを当ててくれているわけではないですから(笑)。
そんな体験や気付きから、当時はまだ世の中になかった、“リアルな血色とツヤを生み出すアイテム”を作りたいと思うようになりました」(RIE OMOTO)

そして、発売から11年。今なおベストセラーである理由をこのように分析。

「シマリング グロー デュオが年々愛されていく理由は、これが“本物のベーシック”と言えるアイテムだからではないでしょうか。仕上がりは目に見えないベールのようになる存在ですが、だからこそ本物のクオリティでないといけないアイテムなんです。自然な光の存在感、誰にでもマッチする血色カラー、テクスチャーの伸び方、なじみ方…と、開発ラボ泣かせのこだわりで、完成するまでに100回以上はトライアル&エラーをしました。“本物のベーシック”を作りたいという想いを形にした、私たち自身にとっても特別なアイテムです」(RIE OMOTO)

最後に、私の同僚が語った名言を。「SGDをつけると、斜め45度を向いた自分の顔が好きになる。もはや使うのが当たり前すぎて、どうして使っているのか説明できないけど…(笑)」
いつからか私たちのベーシックになっていたSGD。10月に登場する限定SGD+リップのパレットも、ぜひお楽しみに!