「手が肌にあたらないように。肌に触れて良いのは泡だけです」と指導を受けたのは、もう何年も前のこと。「汚れ一粒につき泡一粒」と肝に銘じて、熱心な泡立て作業から始まるTHREEの洗顔ルーティンに、この秋変化が生まれました。

というのも、先週発売になったバランシングラインの新洗顔フォームが、はじめから泡で出てくるポンプタイプに生まれ変わったから。最初は「上質な泡は自分で泡立ててこそ」と思っていたのですが、やっぱり便利ですね。

なんでも便利が一番という主義では決してないのですが、泡立ての一仕事から解放されると、自然と「洗い」の作業を丁寧に行うようになっている自分に気づきました。手間の余裕、心の余裕ができたのかもしれません。手のひらに泡をたっぷり出してから顔に伸ばし、中指や薬指を使ってクルクルクル。小鼻、口の横。こめかみ、生え際。意外とおざなりにしがちな、鼻の上、鼻の下、口の下。そして耳下腺。じっくり洗っていると「なるほど。顔も皮膚も、本当に凹凸でできているのだな」と実感します。洗顔タイムに自分の顔と立体的に向き合うという面白い体験です。

THREEが今までなかなか泡タイプの洗顔フォームに踏み切れなかったのは、やはり妥協なき泡質にこだわっていたから。弾力があって、へたれなくて。それでいて柔らかく、密度の高い泡。そんな稀有な泡を、ナチュラルな原料から実現するとなると(しかもはじめから泡状で出てくるように)、そのハードルは高すぎると言っても過言ではなかったそう。もちろん、「オーガニックコスメだからこれくらの泡立ちで勘弁してください」とは絶対に言えません。期限ギリギリまで「あと少し」と調節を続け、新バランシング全7アイテムの中でも最後の最後に処方決定したのが、この洗顔フォームだったのでした。

柔らかすぎず、固すぎず。顔と手の間でフワフワ感を保ちながら。小さな汚れまで優しく落としてくれるこの泡に出会えるまでの長かった道のり。「質感で洗っている」という感覚が、なんとも心地いい最近です。