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#033_1 “睡眠美容”の知恵袋。


いくつかの台風も過ぎ去り、ついに季節は秋へ。今年も街中を熱気で包んだ夏が終わるころ、ふいにからだの疲れや心の脱力感を感じる人は少なくないはず。そう、秋は心身のダメージが顕著に表れやすい時季なのです。

そこで今月のFeaturesでは、「睡眠」「読書」「食」といった3つの角度から、心身のダメージを心地よく、楽しく癒していくアイディアをご紹介します。1回目の今回は、成長ホルモンをもっとも分泌させる「睡眠時間」をより充実させるための、「睡眠美容の知恵袋」をお届けします。

横向き・うつ伏せ寝はNGではない!?

睡眠中は寝返りを打つものなので、入眠時に無理にまっすぐ寝ようとする必要はありません。
それよりも大切なのは、眠りに入るとき十分リラックスしていること。リラックスできる姿勢は人それぞれですが、どんな寝方をするにせよ、できるだけ体に負担の掛からない工夫をしてみましょう。

〈3つの“寝姿勢”アドバイス〉

仰向け寝
仰向けで眠れるということは、からだのコンディションが整っている一つのサイン。逆に仰向けで眠ることができない場合は、枕が高すぎたり、マットレスの腰の部分が凹んでしまったりしている可能性が高いので、寝具の状態を確認してみて。

横向き寝
体側に体重が集中するのを防ぐために、腕の間と脚の間にクッションや枕を挟んでみましょう。体の重みが分散されて、よりリラックスできるはず。抱き枕を使うのもおすすめです。

うつ伏せ寝
実はリラックス効果が高いとも言われている寝方。ただし、首のシワや顔のゆがみが生じやすい姿勢でもあるので、寝具やパジャマで寝返りを打ちやすい環境を整えて、うつ伏せのポーズが長く続かないようにできるとベター。

枕に必要な凹凸

高すぎる枕が首のシワの原因になるというのは有名な話。だからと言って枕を使わないで眠るのもNG。首の後ろの隙間を埋める物がなくては、首~腰を傷めかねないからです。
また、頭頂部が心臓よりも低くなってしまうと顔がむくみやすくなるというデメリットも。心地よい枕選びの際に、以下のポイントを参考にしてみてください。

features014_3_image_3・首が当たる部分の厚みは、体重をかけた時に約4センチになるのを目安に。

・後頭部は首よりも沈むことを想定し、少し低めに。(体重をかけた時に約3センチの厚みになるのを目安に。)

・横向き寝の時に高さが合うように、枕の両サイドは少し高くなっているとベター。(体重をかけた時に約6センチの厚みになるのを目安に。)

“スリープセレモニー”に香りを

寝つきが悪い人や、出張や旅行が多く睡眠環境が安定しない人におすすめなのが、香りを使った“スリープセレモニー”すなわち“眠りの儀式”

脳にダイレクトに届いて気分を変えてくれる香りの力を利用して、「これを嗅いだら眠りの時間」というアイテムを選んで、心身のスイッチを切り替える習慣を作ってみてはいかがでしょうか。心身に染み入るような効果を感じたいなら、品質の良い精油の香りがおすすめです。

この時、交感神経を高める極端に爽やかな香りや、脳に“考えること”を促すような強い香りはNG。また、単一の精油の香りよりも複数の精油をブレンドした香りの方が、香りの交わりがニュートラルなやわらかさを生み出し、さらなるリラックス効果を期待できます。
5種のオーガニック精油をバランスよく配合した「THREE コンディショニング SQ オイル」など、THREEが就寝前におすすめするアイテムも、是非とり入れてみてください。


夏の間に受けたダメージをリセットするためにお届けした“睡眠美容知恵袋”、いかがでしたか?
次回は「秋のメランコリックな気分に寄り添うブックセレクション」を森岡書店の森岡督行さんにご推薦いただきます。どうぞお楽しみに!



〈取材協力〉
三橋 美穂
快眠セラピスト/睡眠環境プランナー。寝具メーカーの研究開発部長を経て独立。心の環境、体の環境、睡眠の環境を整えることが快眠の3つの柱と考え、講演や執筆、 個人相談を通して、眠りの大切さや快眠の工夫、寝具の選び方などを提案している。
『驚くほど眠りの質がよくなる 睡眠メソッド100』(かんき出版)などの近著の他、世界中で話題のおやすみ絵本『おやすみ、ロジャー魔法のぐっすり絵本』(飛鳥新社)の日本語版監修も手がける。
http://sleepeace.com/