FEATURES

#030_2「はじめてのハーブの寄せ植え」

features011_1_image_1

これから夏に向かって、成長の盛りを迎えるハーブ。そんなハーブを自分の家で育てるには?
今回は植物のスペシャリスト、SOLSO FARMの金子 志穂美さんにレクチャーしてもらいながら、私たちが実際に体験した「はじめてのハーブの寄せ植えづくり」の手順をご紹介します。

ハーブの寄せ植えづくりに必要なものは、前回の記事で紹介した7アイテム。
日焼け止めをしっかり塗って、両手に手袋をはめたら、楽しいグリーンタイムのはじまりです!

STEP1 鉢の底に軽石を敷く。

根腐れを防ぐために、軽石を鉢の底から2~3センチの高さまで入れます。
鉢が小さめの場合は、土の量を確保するために軽石の量をやや少なめに。逆に鉢が大きめの場合は、やや多めに入れてあげると良いでしょう。

STEP2 軽石の上に培養土を入れ、苗を置く。

ハーブの苗をプラスチックカップから優しく取り出します。根の周りの土はつけたままでOK。このとき、すでに傷んでいる葉や枯れている葉は取り除いてしまいましょう。

鉢の中に適量の培養土を入れたら、その上に苗を置いて寄せ植えの配置を決めます。ハーブの根も葉も成長することを想定して、苗と苗の間隔には余裕を持たせるのがベター。

STEP3 苗と苗の隙間を培養土で埋める。

苗の位置を決めたら鉢の中に土をさらに足し、スコップと指先を使って、隙間を埋めていきます。
手のひらでギュッと押し込むのではなく、指先で優しく押さえるようにして、土の中の水と酸素の通り道を塞がないようにしましょう。
表面には3~4センチの「ウォータースペース」(鉢の高さと土の高さのギャップ)を残して、水やりの際に鉢から水が溢れ出ないようにします。

STEP4 たっぷり水をあげて、土と根っこをなじませる。

鉢の底から水が出てくるまで、たっぷりと水をあげます。
水を吸った土は少し沈むので、隙間や穴ができたら、そこにさらに培養土を足してあげましょう。
これで、鉢の中に広がるプチガーデンの完成です!

〈今回の寄せ植えに使ったハーブ〉

寄せ植えのハーブをセレクトする際には、「水やりの頻度がほぼ同じハーブ」を選ぶようにするのがポイントです。

1つ目の寄せ植えは“Relax”をテーマに、レモンバーム、ラベンダー、ローズゼラニウムをセレクトしました。
レモンバームはハーブティーにしたり料理の香りづけに便利なハーブ。
ラベンダーは風通しのよい場所に吊るして乾燥させ、布にくるめば「天然の防虫剤」に。
バラの香りに似たローズゼラニウムは蚊よけで知られるハーブです。

2つ目の寄せ植えは“Refresh”をテーマに、ローズマリー、ミント、タイムをセレクト。
ローズマリーは肉料理のシーズニングとして。
ミントはフレッシュハーブティーやモヒートの材料に。
タイムは魚料理の臭み取りに。
爽やかで新鮮な香りは、家で作る料理をぐんとレベルアップさせてくれそうです。

水やりのポイント

できた寄せ植えは、日当たりと風通しの良い屋外に置いて育てましょう。
基本的に1日1回、鉢の底から出てくるまで水をあげます。ただし、ハーブの根は蒸れると傷んでしまうので、土が乾いていない時は水をあげないように。梅雨の間は特に注意です。

また、水やりのタイミングは朝が基本ですが、土の温度が熱すぎる真夏は、水が高温になりハーブの根が煮えてしまう危険性があるので、夕方にあげるようにしましょう。
環境によって水あげの頻度や量は左右されるので、植物が心地よさそうに育っているか毎日よく観察を。



次回はハーブのある生活を楽しんでいる素敵な方々に、お庭の様子や育てたハーブの使い道を教えていただきます。どうぞお楽しみに!



PHOTOGRAPHY BY AHLUM KIM