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「サロン直伝、セルフシャンプー3つの掟」

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12月はパーティーなど、人と集まる機会が増えるシーズン。そんな場面で、顔回りをぐるりと囲む“髪”は、時としてメイク以上にあなたの“印象”を左右する存在です。12月のFeaturesでは、そんな髪を毎日のお手入れで美しく保つ方法を、ヘアサロンAMATAのオーナー美香さんに教えていただきました。

美香さん
AMATAオーナー・毛髪診断士。モードの視点を生かしたヘアサロンAMATA主宰。近年はサロンマネージメントやヘアケア製品のアドバイザーとしても幅広く活躍中。髪質改善のアドバイスに定評があり、ツヤやかで美しい美髪の持ち主としても知られている。http://www.pro-feel.net/

セルフシャンプーで注意すべきは……

「髪の洗いすぎで頭皮が乾燥している女性が、実はとても多いんです」と、美香さん。 

「頭皮が乾燥してバリア機能が低下すると、美しい髪を育む環境が失われてしまいます。毎日シャンプーする方は、一度洗いで十分。“お湯の温度”や“洗い方”に、ほんのちょっぴり気を配ってみましょう」

美香さん直伝のサロン流シャンプーは、頭皮を清潔に保ちうるおいをキープしながら、血流も促すテクニック。毎日のお風呂でぜひ、ヘッドスパ気分を味わって。

Point1
予洗いは“1分間”。頭皮をしっかり濡らして。

「髪はそもそも、水をはじく性質を持っています。シャンプー前に、頭皮と髪をしっかり濡らしておくと、泡立ちに差がつきますよ」と、美香さん。

毛束をすくい上げ、頭皮に垂直にシャワーのお湯を当てると、髪だけでなく地肌までまんべんなく濡らすことができます。予洗いの目安は1分間。実際やってみると意外と長く感じるはず。最初は時間を時計などで計りながら、長さの感覚を覚えると良いでしょう」

シャワーの温度にも注意して。熱すぎるお湯は頭皮の皮脂を奪ってしまうため、40度以下のぬるめのお湯がオススメです。

「シャンプーは、髪につける前に一度手のひら全体に軽くなじませます。液が髪の表面や1カ所にだけつくのを防いで、均一に広げるテクニックです」

Point2
洗う時は“下から上”へ、頭皮を動かすイメージで。

突然ですが、あなたは髪をどこから洗いはじめますか? プロのオススメは、ズバリ“下から上”の順番。

「頭頂部は体の末端で、最も血液や栄養が届きにくい部分です。下から上にマッサージすると、血流を効率良く巡らせることができます」(美香さん)

指の腹を頭皮に沿わせ、下から上に向かって頭皮を動かすように、小さな円を描きながらやさしく洗っていきます。頭頂に血を集めていくようなイメージで

「頭頂部まできたら、左右の指をクロスさせながらマッサージ洗いをします。汚れをしっかり落としながら頭全体がほぐれるような心地よさを味わえるはず。夜のマッサージ洗いは、リラックスした安眠にもつながるんですよ」

Point3
シャンプーの要注意エリアは、“生え際・襟足・耳の後ろ”

シャンプーの際、洗い忘れに注意したいエリアがあります。それは、“生え際・襟足・耳の後ろ”の3カ所。

「特に生え際は、うぶ毛にメイクのお粉が付着しやすい箇所。丁寧な洗浄が必要であるにも関わらず、おざなりなシャンプーになりがちなポイントです。人差し指、中指、薬指をフェイスラインに添わせ、細かく動かして洗いましょう」(美香さん)

ちなみに洗い忘れやすいということは、“すすぎ忘れ”をしやすいエリアでもあるということ。襟足に関しては、髪をすくい上げシャワーをきちんと当てるようにして洗い流しましょう。



ヘアサロン直伝のシャンプーのコツを意識してみるだけで、髪に嬉しい変化がきっとあるはず。ぜひ今日から実践してみてくださいね。
次回は、この時期気になる髪のパサつき対策に、「きちんと潤わせるセルフコンディショナー」の方法をお届けします。



ILLUSTRATION BY KANAKO SASAKI