• 「意外!? お風呂と“美”の密なる関係」
  • WEDNESDAY, 10th DECEMBER, 2014

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冬本番の12月は、仕事もプライベートも何かと忙しい季節。お疲れ気味の体と心をいたわるために、12月のFeaturesでは“お風呂”に注目したいと思います。日本健康開発財団・温泉医科学研究所の後藤康彰さんのお話をもとに、体と心をほっこり温めキレイを呼び覚ます、“お風呂美容”をご提案します。

毎日入るのは日本人だけ? たった1℃で効果に差が!

「一般家庭の90%以上にバスタブつきの浴室が普及し、日常的に“お湯につかる”習慣があるのは、世界広しといえど日本だけなんです」と話すのは、日本健康開発財団・温泉医科学研究所の後藤康彰さん。

「入浴が心身の健康にもたらす最大の効果は、“温熱作用”。体が温まって全身に血が巡ると、手足の末梢にまで酸素と栄養が行きわたります。同時に体内の二酸化炭素や不要な老廃物を回収して、全身の代謝を促すのです」(後藤さん)。

代謝が促進するということは、肌のターンオーバーも促されるということ。新しい肌への生まれ変わりをサポートする意味でも、お風呂はキレイのカギといえそうです。

「実はお湯の温度によって、体に対する効果が変わります。38℃~40℃のぬるめのお湯は“副交感神経”を刺激して、全身をリラックスさせる働きが。反対に42℃以上の熱めのお湯は、“交換神経”を刺激して、活動モードにスイッチさせます」(後藤さん)。

疲れて帰って来た夜には、ぬるめのお湯で入浴すると、眠りにつきやすく。朝入浴する習慣のある方は、熱めのお湯で入浴すると、体がシャキッと目覚めます。

水圧によるマッサージ効果と、宙に浮くような浮遊感

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“バスタブに体を横たえる”――。たったこれだけのことでも、キレイになる効果が期待できるのをご存じでしょうか?

「お風呂につかると胴囲が約3~5cm縮むほど、全身に“水圧”がかかります。肺が圧迫されて自然に呼吸の回数が増えるため、全身に血流が巡りやすくなる。また下半身にかかる水圧は、抹消に滞った血液やリンパ液を、心臓に戻りやすくする働きもあります」(後藤さん)。

1日陸上で生活していると、重力の影響で夕方には下半身、特に足がパンパンにむくんでしまいがち。お風呂の水圧マッサージ効果は、そんなむくみの解消にも力を発揮してくれます。

「さらに、バスタブの中では“浮力”が働くため、体重が約10分の1まで軽くなります。陸上で体を支えていた筋肉や関節の、緊張をゆるめる働きが。また、フワフワ浮くような独特の感覚は、心身をリラックスさせてくれます」(後藤さん)。

働く女性は、毎日何かとストレスにさらされがち。1日の終わりには、温かなお湯に身をゆだね、まるで宙に浮くような浮遊感を味わって、心身の疲れを解放してあげましょう。

お風呂はボディの“化粧水”! しっとり美肌を育んで

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汚れを落とし、しっとりうるおす。ボディにとっての“スキンケア時間”に当たるのが、入浴のひとときです。11月のFeaturesでもお伝えした通り、“肌の汚れを落とし、清潔に保つこと”は、肌本来の生まれ変わるリズムを整える、とても重要なステップ。ボディソープで清潔に保つのはもちろん、時にはボディスクラブを用いて、不要な角質を優しく取り去るのもオススメ。つるつるすべすべの、なめらかな質感が手に入るはずです。

ちなみに、ボディの皮膚の構造は、顔の皮膚とまったく同じ。しっとりと保つためには、できれば化粧水で水分補給したうえで、乳液やクリームで保護するのが理想なのだとか。そういう意味で、角質を水分で和らげる“入浴”は、ボディにとっての“化粧水”といえるかも。肌が十分うるおったところで、入浴後軽く水気を吸着し、ボディミルクやボディオイルで保湿してあげると、理想の保湿バランスに整います。

毎日当たり前だった入浴習慣も、視点をちょっぴり変えると“キレイ”を育む秘密がいっぱい! 今までシャワーで済ませていた方も、ゆっくりお湯につかってみてはいかがでしょう? 次回のFeaturesでは、そんな“お湯の質”について、注目したいと思います。

後藤康彰
日本健康開発財団・温泉医科学研究所 主席研究員。専門分野は生理心理情報解析、加齢学、公衆衛生、行動科学等。
健康とアンチエイジングのカギを握る存在として“日本の入浴習慣”に着目し、入浴が心身に与える影響について研究を進めている。
日本をはじめ、世界各国の温泉事情に精通。
温泉医科学研究所 HP:http://www.onsen-msrc.com/

PHOTOGRAPHY BY AHLUM KIM

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THREE─「3」は、「創造」の象徴。また、相反する2つのものを組み合わせることで、3つめの新しい価値を創造すること。

「THREE TREE JOURNAL」とは、そんな創造力を持ち合わせた「しなやかに生きる洗練された大人の女性」たちに向けて、五感を刺激し、豊かな感性を育む、新しいウェブジャーナルです。

THREEがもつ世界観やイメージを通して、感性を揺さぶり、語りかけ、共感、共鳴することで、THREEというブランドをより身近に感じていただくための試みであり、読者自らが興味を開拓し、アクションを起こすきっかけとなるようなコンテンツをご紹介していきます。

関わる人々が、自分自身をより高めることができる場のひとつとして、お互いの価値観を共有し、関係性を深めてゆくことを目指す「THREE TREE JOURNAL」を、どうぞお楽しみください。

To sophisticated adult women who live elegantly

Three—’3′ is a symbol of ‘creation’. It is the creation of a third new value by combining two contradicting things.

“THREE TREE JOURNAL” is new web communication contents for ‘sophisticated adult women who live gracefully’ possessing such creativity, where they can cultivate their rich sensitivity and stimulate their five senses.

It is an attempt to have them feel the THREE brand more closely through every expression, image and world view that THREE has by the brand, participating creators and users stimulating each other’s sensitivities, talking, identifying and relating. We’ve prepared contents as a springboard where the users themselves can develop new interests and take action, and generate reciprocal communication.

Please enjoy “THREE TREE JOURNAL” where we aim to deepen relations and share each other’s values as a place where those involved can cultivate themselves.

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