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「旧暦を生活に取り入れる」

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 前回のFeaturesでは、「旧暦」の基本的な意味についてご紹介しました。今回は、旧暦の感覚を生活に取り入れる方法をご紹介します。

月の満ち欠けを見ていると、なんだか不思議な気持ちになることはありませんか? また、海で潮の満ち引きを眺めて、地球の動きを感じたことがある人も多いのではないでしょうか。

人間の身体の大部分は水から成り立っています。その水に大きな影響を与えるのが、月の引力。旧暦は、この月のパワーをわかりやすく感じるために役立ちます。旧暦の感覚を生活に取り入れる方法について、「旧暦美人ダイアリー」の生みの親である宮崎郁子さんにお話を伺いました。

宮崎郁子さん
株式会社パンゲア代表 「旧暦美人ダイアリー」発行人。
多摩美術大学でデザインを学び、メーカー宣伝部、広告制作会社、企画・デザイン会社、出版社等でスキルアップ後、1990年株式会社パンゲアを設立。主にブランド立ち上げや事業・商品等のコミュニケーションコンセプト開発等の企画、クリエイティブディレクションを行なう。同時に松田恵美子氏の「身体感覚講座」、滝本結女氏の「旧暦美人ゆめ句会」などを主催。8年前から「旧暦美人ダイアリー」の企画制作発行を行なっている。旧暦美人サイト http://www.pangea.jp/kyureki/

月の満ち欠けが身体に与える影響

「満月から新月へ向かう時期は、身体の中からいろいろなものが出て浄化されていく時期です。逆に、新月から満月へ向かう時期は、身体の中が徐々に満たされていく時期。この2つの時期を捉えようと意識することから始めてみましょう」(宮崎さん)

「身体が浄化される時期」と、「身体が満たされていく時期」。どちらが良い時期、悪い時期、ということではなく、それぞれに次のような特徴があります。

満月から新月へ向かう時期……マイナスの時期であり、悪いものを身体から出すことができる時期。その一方で、ぼーっとしたり、落ち込んだりすることもある。身体を休ませたり、一息ついて自省するのに向いている時期。

新月から満月へ向かう時期……プラスの時期であり、気力や体力が満ちていく時期。活動的になり、何か新しいことをスタートするのに向いている。ただし、興奮しやすくなる時期でもあるので注意。

旧暦を生活に取り入れる

「旧暦美人ダイアリー」の見開き半年のページでは、西暦の日付と旧暦の日付、そして月の満ち欠けが記載され、自分の気分や体調の日々の変化を自分だけがわかるマークなどで記録できるようになっています。また、見開き1週間のページには、その日のスケジュールの他、身の回りで起こった出来事や気持ちなども記入してみてください。

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「旧暦美人ダイアリー」の記入参考例はコチラ→ http://www.pangea.jp/kyureki/diary.html

月の満ち欠けによる一般的な心身の傾向はありますが、そのサイクルが自分の身体やメンタルにどのように影響するかは、人によって違うもの。人によっては新月へ向かう時期に気持ちの落ち着きを感じる人もいるでしょうし、満月へ向かう時期が楽しくて好きな人もいるでしょう。

自分にとって心地よいのはどんな時期なのか、そうでない時期にはどんな対策を取ればいいのか。旧暦は、自分の中の変化と向き合うための目安になります。1年間チェックしてみると、自分の身体とメンタルのサイクルが見えてくるかもしれません。

旧暦と美容の関係?

旧暦は月の満ち欠けという自然のサイクルを意識したもの。旧暦を意識することで、もっとキレイになれると良いのだけれど……。そんな疑問について、宮崎さんはこう答えます。

「具体的なhow toに落とし込んでしまうと、自然のサイクルに沿うという感覚と少しズレるように思います。月の満ち欠けを意識することで本当に考えたいのは、自分の身体に耳を傾けるということ。自分に正直に過ごすこと、自分の身体に対して素直でいられることが、美容にとっても一番いいのではないかと思っています」(宮崎さん)

人によっては新月の時期に肌が乾燥したり、満月の時期に過食の傾向があったり、ということもあるかもしれません。だからと言って「この時期だから、こう過ごしましょう」というルールは、あえて決めません。月の満ち欠けを身体で感じながら、自分をより深く知ろうとする。その気持ちがあれば、美しさはその後からついて来るのではないでしょうか。

次回は、旧暦の考え方を取り入れた四季の過ごし方をご紹介します。