普段まったくお化粧をしない。顔に何かをつけているということ自体を億劫に思っていた。
アイメイクをすれば目をこすれない。口紅をすれば飲み物を飲む時に気を使わなければいけない。とことん自由でいたい性格からか、日焼け止めさえ塗らないことに驚かれる。
もともと肌トラブルはそんなになく、最低限のスキンケアだけでも、肌がきれいと言われることが多かった。

しかし、30も過ぎた頃から頰のシミが目立つようになり、これが素肌で自由を謳歌していたツケなのか、と今更ながらにショックを受けた。一度、雑誌のインタビューで撮られる側になった時、思い切ってメイクさんをつけてもらった。写真がカラーで数点、大きく載るということもあり、もはや自分の力では太刀打ちできないと思ったからだ。

普段撮る側の人間は、メイクの有無で写真の出来栄えが変わることはよくわかっている。撮られるのはそもそも苦手で、自分にそんな出番が来るとは思ってもみなかった。
メイクさんには「普段はメイクをしないからごくナチュラルに、アイメイクは無しで、シミを隠す程度でお願いします」と伝えた。
丁寧にコンシーラーとファンデーションでシミを隠してくださり、眉毛の形を整えた後「顔色が良くなるから、リップだけは塗りましょう」とブラシで丁寧に色をのせてくださった。本当にその通りで、一気に血色のよくなった自分の顔に驚き、口紅の力をその時に初めて知った。
あんなに億劫に思っていたお化粧なのに、いつもと違う自分に不思議と気分が明るくなった。

それからは口紅だけを一本買い、気まぐれで塗ったり塗らなかったりしている。不思議と、塗れば少しだけ背筋が伸びる。
娘達は早くもお化粧に興味を持ち始めたが、なにしろ教えてあげられることがない。私自身、母からお化粧を教わったことはない。それでも母の化粧台でこっそり遊んでいたことは鮮明に覚えている。
覗いた時のあのワクワク感を、思い出そうとすればすぐに脳裏に蘇る。マニキュアのつややかなピンク。化粧水の瓶のなめらかさ。柔らかいコットン。

化粧品はその存在だけで周りが華やぐ。少しのお化粧でこんなにも気分が明るくなるなんて。今更ながら娘達のお手本になるべく、少しずつでいいから、自分のやり方を見つけようかなと思っている。

beautyrelay

2017.February.23(Thu)

– THREE QUESTIONS –

Q1 人間としての「美しさ」は、どんなところに表れると思いますか?

A1 心がきれいな人とは一緒にいるだけで元気になれます。

Q2 パーティーのときや大切な人に会う前日など、「美しい自分でありたい」オケージョンの際に、必ずとる行動や習慣は?

A2 普段は髪のトリートメントもしないのですが、さすがにそういう時だけは思い出したように丁寧にやってみたりします。

Q3 お気に入りのTHREEアイテムは?

A3 化粧水は香りが本当に良いですね! 国産の自然素材を使っているところもスッキリする使用感も好きです。




植本 一子さんのお気に入りアイテム一覧

・THREE バランシング ローション

〈植本 一子 UEMOTO ICHIKO〉

写真家。1984年広島県生まれ。2003年にキヤノン写真新世紀で荒木経惟氏より優秀賞を受賞。広告、雑誌、CDジャケット、PV等幅広く活躍中。2013年より下北沢に自然光を使った写真館「天然スタジオ」を立ち上げ、一般家庭の記念撮影をライフワークとしている。文筆家として著書に「働けECD~わたしの育児混沌記~」(ミュージック・マガジン)「かなわない」(タバブックス)「家族最後の日」(太田出版)がある。 http://ichikouemoto.com/

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しなやかに生きる洗練された大人の女性たちへ

THREE─「3」は、「創造」の象徴。また、相反する2つのものを組み合わせることで、3つめの新しい価値を創造すること。

「THREE TREE JOURNAL」とは、そんな創造力を持ち合わせた「しなやかに生きる洗練された大人の女性」たちに向けて、五感を刺激し、豊かな感性を育む、新しいウェブジャーナルです。

THREEがもつ世界観やイメージを通して、感性を揺さぶり、語りかけ、共感、共鳴することで、THREEというブランドをより身近に感じていただくための試みであり、読者自らが興味を開拓し、アクションを起こすきっかけとなるようなコンテンツをご紹介していきます。

関わる人々が、自分自身をより高めることができる場のひとつとして、お互いの価値観を共有し、関係性を深めてゆくことを目指す「THREE TREE JOURNAL」を、どうぞお楽しみください。

To sophisticated adult women who live elegantly

Three—’3′ is a symbol of ‘creation’. It is the creation of a third new value by combining two contradicting things.

“THREE TREE JOURNAL” is new web communication contents for ‘sophisticated adult women who live gracefully’ possessing such creativity, where they can cultivate their rich sensitivity and stimulate their five senses.

It is an attempt to have them feel the THREE brand more closely through every expression, image and world view that THREE has by the brand, participating creators and users stimulating each other’s sensitivities, talking, identifying and relating. We’ve prepared contents as a springboard where the users themselves can develop new interests and take action, and generate reciprocal communication.

Please enjoy “THREE TREE JOURNAL” where we aim to deepen relations and share each other’s values as a place where those involved can cultivate themselves.

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