CLOSE




美しさとは何か。

ぱっと見て、美しいと感じるもの、もしくは、美しいとわかるものは、ほんとうの美しさではないと思っています。

なぜなら、美しさとは、自ずから心の眼を精一杯にはたらかせて探すものであり、その上で、やっと見つけられるものだと思っているからです。

美しさとは、待っていればどこかからやってくるものではないということです。ですから、美しいものは、そう簡単に見つけられるものではないことだけは確かなのです。

けれども、ぱっと見て、美しい、もしくはかわいい、すてき、と感じさせる、表面的な美しいもどきの仕掛けが、今の世の中にどんなに多いことか。多いからこそ、自分で、苦労して探す、時間をかけて見つける、わかるまであきらめない、という心持ちを多くの人が失ってしまっているのも本当です。

では、美しさとはなんでしょう。きれいなもの、と答えたら、では、きれいなものとはなんでしょう。なぜ、きれいなのでしょうと問うて、さてどう答えますか。

beautyrelay

美しさの答えは、人それぞれにあるかと思いますが、僕はこんなふうに言葉にします。

美しさとは、親切と真心、そして工夫のあらわれです。それらは人が人を一所懸命に思う心そのものです。人が人というのは、誰かが誰かをでもありますし、自分が自分をということでもあるでしょう。そういう姿勢や働き、夢中の果てに、ほわっとまばゆく輝くひかりのような。目に見えない、けれども、あたたかくて、やわらかで、限りなく安心する確かな喜び、そして深い悲しみのような。今の自分を助けてくれる大きなやさしさのような。

だからこそ、美しさは、ぱっと目に入ってすぐにわかるものではなく、自分で見つけにいって、心から喜んだり、心から悲しんで感じるその何かであり、その自分で見つけた美しさは、どんなに時が経っても決して忘れることはなく、時が経てば経つほどに、その美しさはいつまでも自分の心の中に、いのちとなって呼吸し続けるのです。

最後にもう一度。美しさとは、誰かに与えられるものではなく、自分で見つけにいくこと。そして、自分の心で生み出すものなのです。

自然界にずっとあるものの美しさ。それについて僕は語ることができません。

2016.November.24(Thu)

– THREE QUESTIONS –

Q1 人間としての「美しさ」は、どんなところに表れると思いますか?

A1 弱さではないでしょうか。弱さとは、非常に人間的であり、ユーモアがあり、個性であるからです。

Q2 パーティーのときや大切な人に会う前日など、「美しい自分でありたい」オケージョンの際に、必ずとる行動や習慣は?

A2 元気であるという身だしなみです。そのために疲れを癒やし、心の状態を整えます。

Q3 THREEというブランドに、どんな印象を持たれていますか?

A3 まだ使って間もないのですが、しばらく愛用してみようかなという信頼を感じました。それこそ美しさを見つけたいと思う心のはたらきです。

〈松浦 弥太郎 MATSUURA YATARO〉

1965年東京生まれ。渡米後、アメリカの書店文化に触れ、日本におけるセレクト書店の先駆けとして『COWBOOKS』を立ち上げる。多方面のメディアにてエッセイストとして活躍。2006年から15年3月まで、約9年間『暮しの手帖』の編集長を務める。2015年4月よりクックパッド株式会社入社。「くらしのきほん」編集長。新聞、雑誌の連載の他、著書多数。各方面において講演活動を行う。 https://kurashi-no-kihon.com

CLOSE

Latest Topics
友里さん(2)

THREE Lovers

#188 友里さん(2)

#049_2 〈MOVIE解説〉ローマットな質感で、花咲くような唇へ。

Features

#049_2 〈MOVIE解説...

これまでも、これからも。

THREE's Eye

これまでも、これからも。

入浴は心・体・肌の万能薬

Seasonal Beauty Method

入浴は心・体・肌の万能薬

ABOUT
THREE TREE JOURNAL

しなやかに生きる洗練された
大人の女性たちへ

ALL CONTENTS

美の感性を刺激する
コンテンツ一覧
close

ABOUT

しなやかに生きる洗練された大人の女性たちへ

THREE─「3」は、「創造」の象徴。また、相反する2つのものを組み合わせることで、3つめの新しい価値を創造すること。

「THREE TREE JOURNAL」とは、そんな創造力を持ち合わせた「しなやかに生きる洗練された大人の女性」たちに向けて、五感を刺激し、豊かな感性を育む、新しいウェブジャーナルです。

THREEがもつ世界観やイメージを通して、感性を揺さぶり、語りかけ、共感、共鳴することで、THREEというブランドをより身近に感じていただくための試みであり、読者自らが興味を開拓し、アクションを起こすきっかけとなるようなコンテンツをご紹介していきます。

関わる人々が、自分自身をより高めることができる場のひとつとして、お互いの価値観を共有し、関係性を深めてゆくことを目指す「THREE TREE JOURNAL」を、どうぞお楽しみください。

To sophisticated adult women who live elegantly

Three—’3′ is a symbol of ‘creation’. It is the creation of a third new value by combining two contradicting things.

“THREE TREE JOURNAL” is new web communication contents for ‘sophisticated adult women who live gracefully’ possessing such creativity, where they can cultivate their rich sensitivity and stimulate their five senses.

It is an attempt to have them feel the THREE brand more closely through every expression, image and world view that THREE has by the brand, participating creators and users stimulating each other’s sensitivities, talking, identifying and relating. We’ve prepared contents as a springboard where the users themselves can develop new interests and take action, and generate reciprocal communication.

Please enjoy “THREE TREE JOURNAL” where we aim to deepen relations and share each other’s values as a place where those involved can cultivate themselves.

close
Popup navigation for smartphones.